マウスって何でもいいと思っていませんか?
トラックボールを使えば、仕事の効率化が半端なくできます。
私自身M570→M570tと6年以上使ってきたトラックボールマウスを今回トラックボールM570tの後継機で、フラッグシップモデルの「MX ERGO」を購入したので、これまでのトラックボールと比べて正直なレビューをしていきたいと思います。
私自身これまで自宅用と会社用、壊れた時用とがあり、効率化するならとことんしたいので、同じトラックボールを購入してました。
今回はトラックボールを初めて購入する人・もともと使っていたけどM570tから3倍ほど高い「MX ERGO」がどんなものか知りたい・腱鞘炎/肩こりに悩んでいる人に見てもらいたい記事です。
Logicool MX ERGOの性能・スペック
- 高さ x 幅 x 奥行き:132.5 mm x 99.8 mm x 51.4 mm
- 重量: 259g
- 接続:Unifyingレシーバー・Bluetooth接続
- 最大ワイヤレス距離:10M
- 総ボタン数:8個
- 電池寿命:4ヶ月
Logicool MX ERGOの特徴
星 | |
機能性 | |
サイズ感 | |
価格 | |
使い勝手 | |
総合評価 |
MX ERGOは、Logicoolが発売したトラックボールの最高級品のこと。
トラックボールといえば、M570t が有名でAmazonなどでトラックボールと調べればまず1番最初に上がってきます。
他にも「買ってよかったもの」のリストにも名を連ねる常連のマウスです。
- 乾電池が不要になり、バッテリー型に
- Bluetooth接続対応
- 0度・20度とマウスの角度を変えることができる
- ボタンが5ボタンから6ボタンに
- Mac/WindowのOS間のコピーアンドペーストが可能
- 2台のパソコンを1台のマウスで操作可能
M570tと比べて純粋に良くなったと感じている部分です。
口コミを見ていて、そこまでか?というものもありましたが、私自身使ってみて動作・機能性など満足行くものでした。
乾電池が不要になり、バッテリー型に
多くのマウスは乾電池を使って動いていますが、MX ERGOはバッテリー型。
一回バッテリーを満充電すれば約4ヶ月充電不要で使用することができます。
さらに、1分の充電で約8時間の利用が可能(約1日分)
充電する場所は、マウスの正面下。
そこにマイクロUSB端子の接続部分があるので、充電がなくなったらここにマイクロUSBを差し込めば高速充電が開始されます。
Bluetooth接続に対応
今回私がMX ERGOを購入した理由の1つとして、トラックボールがBluetoothに対応したことが大きいです。
会社ではWindowsを利用していたので、レシーバーを使用すれば問題なく利用できました。
しかし、MacBookProやMacBookなどはUSB Type-Cしか端子がなく、そのままでは接続ができない+Type-Cに変換するものをつけるのも不格好でダサい。
なので、Bluetooth対応が今回選んだ前提条件でもありました。
レシーバーとBluetooth接続を比べましたが、遅延は全くと言っていいほど感じません。最近のPC自体USB Type-Cに移行する流れになっているので、Bluetooth対応は嬉しい機能追加でした。
0度・20度とマウスの角度を変えることができる
MX ERGOの見た目・エルゴノミクス(人間工学)的に、一番の特徴が0度・20度の手首の角度を変えることができる傾斜機能。
おそらくこれまでM570tを使っていたユーザーは、この傾斜が気になって買ったという人も多いのではないか。
この20度というのが、人間工学で「人の手に負担がかからなず、手首の自然の状態でマウスの操作ができるように考えられたのがこの20度の傾斜」
この20度のおかげで人の手にかかっている負担を減らすことができる仕組みになってる。
■0度■
■20度■
この角度を実現しているのが、MX ERGOの裏面にある磁石プレート。
磁石プレートのおかげで、斜めの角度でも安定して使うことができるように工夫されています。
6ボタンになりより高機能に
MX ERGOになってから専用のソフトがリリースされたが、このソフトがカスタマイズする上で必要不可欠。
Logicool optionと呼ばれるソフト。
Logicool optionでMX ERGOのマウスカーソルの速度やスクロールの方向・アプリごとにボタンの設定をもたせることも可能になる。
以前までのM570t では、ボタンに設定をもたせることもできたが設定できる選択肢が少なかった。
だが、今回利用するLogicool optionはボタンの設定がかなり多く「39種類」もの設定から選ぶことができるようになっている。
Mac/WindowのOS間のコピーアンドペーストが可能
MX ERGOでは、Easy-Switch/Flowと呼ばれる複数のパソコン・osが違うパソコンを行き来しつつ、データのコピーアンドペーストが可能になる機能がある。
パソコンを1台しか持っていない人であれば必要ない機能だが、仕事柄複数台のパソコンを利用する人や自宅でWindowsとMacを併用している人からすると1つのマウスで操作・データのコピペができるのはかなり嬉しい機能。
これまでならUSBでコピーしてデータを移す方法やファイル共有からデータをコピーする方法があるが、画面を見ながら同一ネットワーク上にある別のOSのパソコンにそのまま移動できる。
設定方法もカンタンで、このFlow機能を使いたいパソコンでMX ERGOを使えるように設定するだけ。
スクロールボタンの下にあるボタンで「1・2」の番号を切り替えるだけで利用できる。
切り替える時間は約1〜2秒程度。
一瞬ではないが、ほとんど許容範囲の速度。むしろこの機能を使い始めたら、他のマウスが使えなくなってしまう便利さがあります。
以前のM570tと比べてMX ERGOはどうなの?
現在M570tを使っている人・これからトラックボールを使ってみたい人などを対象に素直に感じたことを書きます。
あくまで私が感じたことなので、一概に言えませんが6年以上使った経験から書きます。
- トラックボールを使ってみたいなら:M570t
- 持ち運びを想定している:M570t
- 日々のメンテナンスのしやすさ:M570t
- Bluetooth接続対応がいい:MX ERGO
- Win/Macを両方利用する:MX ERGO
トラックボールを初めて使いたい人には
実際に使ってみてまずトラックボールを初めて使いたい人は、M570tが最適だと思う。
トラックボールユーザーだからこそ言えるが、通常のマウスと操作感があまりに違うため、挫折する人が結構いる。職場の人でも使ってもらったことがあるが、わざわざ私のようにトラックボールを使う人はいませんでした。
私自身も初めてM570から使ったが、初めの1週間はいつもよりも肩こり・首コリが辛くしんどかった記憶があります。
仕事・学業の関係で持ち運びを想定している
2つのトラックボールの重さを比べてみると
- M570t:142g
- MX ERGO:259g
約2倍弱の重さの違いがあります。会社ではM570tを基本利用していますが、外出時に持って移動します。
ただ、MX ERGOを持ってみてまず「重っ!」と感じました。
もちろん重厚感・高級感が増した質感に変わったので、いいんですが持ち運びには正直向きません。
私はこれまで通り、M570tを会社で使用すると思います。
日々のメンテナンスのしやすさ
マウスの底って汚れませんか?
人の皮脂やゴミ・ホコリでマウスの底って汚れますよね?トラックボールも同じでトラックボールのボールが入っている場所に汚れ・ホコリが溜まります。
特に手汗がよく出る人は、とにかく貯まるので2〜3日に1回は掃除しないとスムーズにボールが転がらない状態になり、不快。
なので、ボールの回転がスムーズにできなくなるとすぐに掃除をする派ですが、MX ERGOはボールを押し出す穴が小さくて指が入らない・・・。
これって気にならない人はいいですが、私はかなり気になります。
いちいち細い棒で押し出すのってめんどくさい。
メンテナンスのしやすさでいれば、M570tのが圧倒的に良かったです。
Bluetooth接続対応
今回の購入理由としてもポイントですが、Bluetooth接続対応していること。
少し前まではWindows10を使っていて、UnifyingレシーバーをUSBに差し込んで使っていましたがMacBookProを買ってからUSBが全て Type-Cに変更になってしまったので、USB Type-C HUBを使って、M570tを使っていました。
しかし、M570tのレシーバーの場所との関係かよくカクカクするし、フリーズしたりとストレスが溜まる一方。
そこで接続方式をBluetoothにすれば、USBも使わないから場所も取らないし快適になるんじゃないかと思い購入しましたが、予想が的中。
全くフリーズもカクカクもなくなり快適になりました。これが私的には1番嬉しかった改善点でした。
Win/Macを利用する
WindowsとMacを同時に使うのは、大体の人は使わないかもしれないが、これが便利。
仕事関係で両方のOS間でファイル移動ってまぁまぁある。
そこでファイル共有でファイルを移動することはできるが、なにかと不便。
そこでこのMX ERGOの【Logicool FLOW】が便利。
Logicool FLOWならOS間でもドラッグ・アンド・ドロップでファイル移動ができます。
まとめ
私自身の感じとして買ってよかったです。
M570tにはない高級感・人体工学に基づいたデザイン・高機能といいところが詰まっています。
もちろんM570tのメンテナンスのしやすさや持ち運びは、M570tのがいい部分もあります。
それでも5年以上M570tを使ってみた感覚としても、かなり使いやすくトラックボールの初心者でも購入してみる価値があります。
ただ、初めて使ってみたい!という人にはM570tがいいと感じています。
●トラックボールの最上位版が使いたい人
●初めてトラックボールを使いたい人
コメント