TP-Link AX6000は、Wi-Fi 6に対応した最新式のルーターですが、USB-CとUSB3.0が接続できるようになっています。
ここに外付けHDDやポータブルHDDを接続することで簡易NAS化することができるようになります。
さらに言えば、これまでNASでTime Machineを取れる機種は限られていましたがTP-Link AX6000は標準の機能から設定をすることができます。
※有線に比べてネットワーク経由なので、バックアップ速度は遅くなりますがそれでも机周りから外付けHDDを無くすことができるメリットのが大きいので、今回は設定をしてみました。
↓前回MacBookProをポータブルHDDでTime Machineを取る設定が↓


MacでTime Machineを取るための準備
外付けHDD・ポータブルHDDをフォーマットする


Time Machineを取得する際に一番最初にすることが、「フォーマット」です。
さらに言えば、今回TP-Link AX6000でTime Machineを取得する場合にする形式は「exFAT」です。
理由は後述します。
実は、以前MacBookProを購入してからバックアップを取れていなかったので、ポータブルHDDを購入しててTime Machineを取る設定をしてみましたが、その際に設定したのがMac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)でした。
ただ、MacでTime Machineを取るなら↑の設定が最適です。
しかし、TP-Link AX6000に接続して管理者画面(192.168.1.1)でUSB共有で設定しようにもTime Machineを取得したいパーテーションが見つからなかったため、いくつか試してできたのが、exFATでした。
パーテーションを分ける場合


ディスクユーティリティから外付けHDD・ポータブルHDDを選択して「パーテーション作成」を選びます。
ここでTime Machineの容量と別の用途で使いたい容量を分けることができます。
今回は、バックアップ用途iTunesのデータや写真・動画データという用途別に使い分けることにしました。
TP-Link AX6000の管理者画面でTime Machineの設定をする


TP-Link AX6000の管理者画面から設定を行います。
http://192.168.1.1←のリンクをクリックすると管理者画面に進んで、ID/PWを入力することで管理者画面にログインできます。
詳細設定→USB共有→USBストレージデバイスで外付けHDD・ポータブルHDDを認識していればOKです。
TP-Link AX6000に差し込んでも正しく認識していない場合は、ここでパーテーションが見つかりません。再度指し直して見てください。
今回は、ポータブルHDDのHドライブをTime Machine用のパーテーションに区切っています。Iドライブは写真や動画などの大容量のデータを保存するようにしています。
Time Machineから簡易NAS化したパーテーションを選ぶ


システム設定→Time Machine→ディスクを選ぶ→事前にTP-Link AX6000の管理者画面でHドライブの設定をしていればここで選択できるようになっているはずです。


さらに、以前にTime Machineを使っていた外付けHDD・ポータブルHDDを流用するとどちらにバックアップを保存しますか?両方とも保存しますか?と聞いてくるので、「Time Machineを置き換える」を選んでください。
Macから簡易NAS化したドライブにID/PWを入れログインする


最後の関門で、MacのTime MachineからTP-Link AX6000にアクセスするログイン画面が表示されます。
ここでは、アクセス画面に入れるID/PWを入力してください。
ログインができるとバックアップ用パスワード・暗号化を解除するためのパスワード入れる画面が表示されるので、自分が必ず忘れないパスワードを設定してください。


これで簡易NAS化したディスクにTime Machineを取れます




画像の上が簡易NAS化したディスクにTime Machineを取得している画面です。アイコンがNASに接続してるものに変化しています。
通常のMacに直接接続した外付けHDD・ポータブルHDDの場合は、画像の下のようなディスクにTime Machineのアイコンが乗っている画像になります。
総括
実はTP-Linkの簡易NAS化についての実際の画面コピーを撮ったマニュアル・手順書は殆どありませんでした。
正直できないかな〜と諦めていましたが、せっかく便利な機能があるのにもったいないということでやってみたらできたので、備忘録として残しておきます。
Mac OSが変わればもちろん方法も変わるかもしれませんが、現状この方法であれば簡易NAS化したディスクでTime Machineが取れるようになっているので、今回は成功かなと思います。
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