スマホ・パソコン・スマートスピーカーと身の回りにWi-Fiを使うデバイスが当たり前になっていますよね。
Wi-Fiが当たり前になっている方こそ重要になっているのが、
広範囲をカバーできるWi-Fiルーター
広範囲を複数台のルーターでカバーするシステムをメッシュWi-Fiと呼ばれ、近年需要が高まり2LDK以上のマンション・一軒家でも購入されることが増えてきています。
今回はWi-Fiルーターの中でもメッシュWi-Fiに特化したWi-Fiルーターを比較・紹介していきます。
メッシュWi-Fiと通常のルーターの大きな違い

メッシュWi-Fiルーターと通常のWi-Fiルーターとの大きな違いは、1つのアクセスポイントで1階から3階まで繋がる点です。
画像右側を見てもらうと通常のルーターでは、1階で1つ目のアクセスポイント。2階で2つ目のアクセスポイント。3階で3つ目のアクセスポイントに繋げないとWi-Fiに繋がらないので、移動するたびに変更する手間・繋がらない時間ができます。
しかし、メッシュWi-Fiでは、すべてのルーターで1つのアクセスポイントに統一して利用できるので、1階から3階に移動しても繋がらない時間・変更する手間は全くありません。
さらに言うと、メッシュWi-FiでWi-Fiネットワークを構築すれば、家でWi-Fiが届かない場所はなくなり、これまでWi-Fiの電波が届かなかったお風呂・部屋の隅・トイレなどでも強力なWi-Fiが飛ぶようになります。
メッシュWi-Fiの代表的な4機種
現在国内で販売されているメッシュWi-Fiのルーターは大きく4つのメーカーがあります。
- Googleの「Wifi system
」
- ネットギアの「Orbi
」
- Linksysの「VELOP
」
- TP-Linkの「Deco M9 Plus
」
こちらに上げた4つのメーカーが今現在メッシュWi-Fiルーターに力を入れています。
では、この4つのメッシュWi-Fiの特徴を比較してみましょう。
【TP-Link】メッシュWi-Fiならこれ「Deco M4」の設定から通信速度までレビュー【Linksys】Apple公認のメッシュWi-Fi「VELOP」の設定から通信速度までレビュー
メッシュWi-Fiの選び方・選ぶポイント
- 広範囲をカバーできるWi-Fiの電波
- 通信速度(理論値)
- 対応バンド数
- CPU
メッシュWi-Fiの最大のポイントでもある「広範囲をいかにカバーできるか」です。

せっかくメッシュWi-Fiを導入してもWi-Fiが届かなかったらしょっくだよね。
次に優先したいのが、通信速度。
Wi-Fiが繋がっても通信速度が遅ければYoutubeなどの閲覧が遅くストレスに感じてしまいます。
対応バンドとは、一般的にWi-Fiルーターは2.4Ghz/5Ghzと2つの周波数に対応しています。この2つの周波数に対応しているものをデュアルバンドと呼び、2.4Ghz/5Ghz×2に対応してるものをトライバンドと呼びます。
このバンド数が多ければその分同時にたくさんのデバイスが接続しても混雑なくインターネットに繋げることができます。

今後はトライバンドに対応しているWi-Fiルーターが主流になっていくじゃろう。
最後のポイントは、CPU
CPUはいわゆる「コンピューターの脳」と言われ、CPUが非力だと1つの作業しかできません。
しかし、CPUが優秀であれば、同時並行に処理ができるのでWi-Fiでも遅くなることがほとんどありません。
メッシュWi-Fi性能早見表
広範囲をカバーできるメッシュWi-Fiルーター
メーカー | カバー範囲 (1台あたりの目安) | 通信速度 | バンド数 | CPU | |
Google Wifi system | 85m2 | 2.4Ghz 5Ghz | 300Mbps 867Mbps | 2 | クアッドコア |
ネットギア Orbi | 175m2 | 2.4Ghz 5Ghz | 400Mbps 867Mbps 1733Mbps | 3 | クアッドコア |
Linksys VELOP | 185m2 | 2.4Ghz 5Ghz | 400Mbps 867Mbps 867Mbps | 3 | クアッドコア |
TP-Link Deco M9 Plus | 210m2 | 2.4Ghz 5Ghz | 400Mbps 867Mbps 867Mbps | 3 | クアッドコア |
この早見表は1台あたりのWi-Fiカバー範囲を優先して並べています。
1台あたりのWi-Fiカバーエリアは、公式から算出したものです。1台づつで比べるとTP-Linkが頭1つ抜きん出ている状態ですね。
同時に複数台接続のときに重要になるバンド数ですが、Google Wi-Fiはデュアルバンドでそれ以外はトライバンド対応となっています。
とにかく家の隅々までWi-Fiでカバーしたい!という人は、TP-Link Deco M9 Plusが一番のおすすめ。同時期に発売されたDeco M4のレビューもあるので、こちらを参考にしてください。
→【TP-Link】メッシュWi-Fiならこれ「Deco M4」の設定から通信速度までレビュー
設定の簡単さ
これは国内のルーターを仕事柄数百台設定した経験からですが、国内の設定やアプリなどの使い勝手・設定のしずらさは、非常に目に付きます。
初めてメッシュWi-Fiのルーターを購入しようにも設定が大変では、導入のハードルは高いままです。
ですが、最近の海外製ルーターの設定のしやすさやアプリの使い勝手は、かなり使いやすく機械関係に強くなくても簡単に設定ができるようになっています。
いくつかアプリ設定手順からルーターのレビューをしている記事があるので、参考にしてください。
セキュリティーの高さ

自宅や会社で以前にもましてWi-Fiを使うデバイスが増えつつある中で、心配になるのがセキュリティー対策。
古いルーターや初期設定のままのルーターは、簡単に接続できてしまいます。
そこでセキュリティー対策がしっかりしているかも、ルーター選びでは重要になってきています。
TP-Linkは、唯一トレンドマイクロ社(セキュリティー専門会社)のシステムをルーターに導入しており、セキュリティの面でいれば相当強固なものとなっています。
詳しくは、公式サイト↓↓

また、家庭などで子供に見てほしくないサイトや制限を設けたいという要望を叶える機能として、ペアコントロールという機能が搭載されているルーターが増えて来ました。
ペアコントロールとは?
子供に有害なサイトを見せないようにしたり、「21:00〜6:00までネットを制限する」といったWi-Fiに繋がっているデバイスの使用制限をかけることができる機能のことをペアコントロールと呼ぶ
通信速度
通信速度が何よりも大事だ!!
という通信速度至上主義の人もいるでしょう。私もその一人です。
今回比較しているメッシュWi-Fiは、ルーターの通信速度はそこまで速くありません。
最速を求めているならASUS RT-AX88Uが現状では最速でしょう。
スプラトゥーンやPUBGのようなオンラインゲームでとにかく通信速度を求める場合は、メッシュWi-Fiは選択肢から省くのがいいです。
メッシュWi-Fiの利点はあくまでWi-Fiの死角をなくすことにありますからね。
今回の4つの中で言えば、ネットギアのOrbiは他の3機種に比べ頭一つ飛び出ており、1733Mbps(理論値)とあり、通信速度を優先したいなら、ネットギア Orbiが一番でしょう。
結局どのメッシュWi-Fiルーターがおすすめなの?
今回の4つの中で一番のおすすめは、TP-Linkの「Deco M9 Plus」です。
やはり1台あたりのWi-Fiのカバーエリアが210m2と一番広いのが魅力です。
2LDK以上のマンションや一軒家でWi-Fiが繋がらなくて困っているなら、Deco M9 Plusを入れれば解決できるでしょう。
本体サイズは、可能な限り小さめがいいと言う事なら→Linksys VELOP
通信速度が速いのがいい!ということなら→ネットギア Orbi
メッシュWi-Fiを導入してWi-Fiが繋がらない・・・。というストレスから開放されましょう!
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