Macを使っている人が利用できるMac専用バックアップツール「Time Machine」タイムマシン
TimeMachineを使えば、簡単にデータの復元ができる優れた機能です。
ただ、バックアップする記憶媒体の設定によっては、エラーになることもあり、せっかく買ったのにできないとか最悪・・・。ということも。
今回は、外付けHDD、ポータブルHDD、SSDで行うTime Machineの設定とTimeMachineを取る流れを実際に購入したポータブルHDDで解説していきます。
Time MachineをポータブルHDDで取る方法・流れ

今回Amazonで評価の高いポータブルHDDの2TBを購入しました。外付けHDDのが容量が多いものがありましたが、選ぶ基準として今回は
- 場所を取らず小型
- 電源不要
- 比較的安価
で絞ると「ポータブルHDD」を選びました。
Macbook ProはUSB type-Cしか接続できる端子がないので、USB type-C ハブも合わせて購入しています。
ポータブルSSDのSanDiskであれば、USB Type-Cで直接接続もできるので、USB Type-Cが不要です。
※USB Cハブのおすすめもまとていますので、参考にしてください。

- STEP1ポータブルHDDをフォーマットする
フォーマットの形式は、Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化)で設定します。他でもいくつか設定してみましたが、これが安定していました。
- STEP2パーテーションを分ける(Time Machineだけであれば不要)
MacBookProの容量が256GBなので、今回購入していたポータブルHDDが2TBのうち500GBはTime Machine専用に。
残りは、ミラーレスやOsmo Actionの動画ファイルを保存する領域にしました。
※Time Machineの容量の決め方は、MacBookの容量の倍もあれば十分です。世代管理上、MacBookの容量と同じだと足りなくなってしまいます。
- STEP3Time Machineでバックアップ先に指定する
Time Machineの画面でディスクを選択ができるので、ここでTime Machineように設定した場所を指定します。
- STEP4Time Machineを実行する
Time Machineは、初回はとにかく時間がかかります。
150GBのデータ容量で約3時間程度かかりました。
SSDならもっと速いので、費用に余裕があるならSSDのがおすすめです。
Time Machineは設定も簡単で、パーテーションをしなければたった3STEPで出来ます。
私は、ポータブルHDDをパーテーションして2TBのうち500GBをTime Machineように設定して、残りの1.5TBをα6400やDJI Osmo Actionの動画データの保存場所として使っています。
※デジカメやアクションカムのデータ管理ならこちらを参考にして見てください。


Time Machineでエラーが出た際に確認すべきこと
フォーマットができているか


Macでバックアップする際に1番最初にしないといけないのが「フォーマット」です。
フォーマットの形式は、Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化)で設定します。
フォーマットとは、バックアップする媒体(外付けHDD,ポータブルHDD,SSDなど)側の規格をMacに合わせること。
例えば、購入した外付けHDDがWindowsとMacどちらでも使える規格「exFAT」では、Time Machineは使えません。
データコピーなどはできますが、Time Machineは使えないというような事例もあり、そのようなことを避けるためにTime Machineを取るときには最初にMac OS用にフォーマットすることが大切です。
Macでバックアップする媒体を正しく認識しているか


実はよくあるのが、外付けHDD,ポータブルHDD,SSD自体がMacで認識していない場合
USBを差し込んでも、認識していない場合は何をしてもTime Machineはできません。必ずFinder or ディスクユーティリティで表示されることを確認が必要。
- ステップ1スポットライトをクリックする
画面右上にある虫眼鏡のマークをクリックするとSpotlightが起動します。
- ステップ2Spotlightに「ディスクユーティリティ」と入れてEnter
Spotlightでディスクユーティリティと入れてEnterするとディスクユーティリティが起動します。
Macのスリープ設定を解除してみる


Macは、スリープ中でもTime Machineが実行できるような設定になっていますが、うまく行かない場合が稀にあります。
その場合は、設定→省電力→「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」のチェックを外すとエラーが出ずにTime Machineが動作することがあります。
Time Machineで「バックアップフォルダの作成中にエラーが起きました」となり、バックアップに失敗する
Time Machineで私が遭遇したのが、「バックアップフォルダの作成中にエラーが起きました」というエラー
調べてみるとTime Machineでバックアップしているファイル・フォルダに同一名称があったりするとエラーが発生するなど記載があったが、Macのコンソールからどのフォルダが特定するのはかなり大変。
バックアップ先(外付けHDD・ポータブルHDD・SSD)の中にある、Backups.backupdbフォルダの中にあるYYYY-MM-DD-hhmmss.inProgressを消したら直ることもあるが、私の環境下では改善しませんでした。
ディスクユーティリティを使用してバックアップディスクを修復してできなければ、別の方法を探すのが得策。
私はこれで3日間時間を無駄にしました。
【最終手段】エラーを確認してもTime Machineでバックアップが取れない場合
最終手段ですが、何をやってもTime Machineがうまく動作しない場合はあります。
内部ファイルがTime Machineの邪魔をして何をしてもエラーが出るということは、3日間かかってなんとか突き止めましたが私ではどうにもできませんでした。
素人では限界と諦めて大事なデータを購入したポータブルHDDのバックアップ用フォルダに退避し、初期化することに。



3日間色々対応してみてTime Machineも10回以上リトライしてもだめな場合は、一度Macの重要なデータは別のHDDに退避しておいて初期化するのも1つです。
私は、実際にMacBook Proを初期化し、クリーンな状態にしてからTime Machineをしたところ150GBでも問題なく動作しており、1時間毎のバックアップも問題ありません。
まとめ
今回Time MachineをポータブルHDDでしてもエラーがでて、できない場合の確認方法からTime Machineを取る流れまで解説しました。
私の環境では、最終的にはMacBookProを初期化しないといけない事態になりましたが、本来はすぐにTime Machineは取れますし、エラーも解決しやすいです。
直近でした設定でもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
写真のバックアップやデータ復旧の記事も書いていますので、こちらもどうぞ。
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